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社会の高齢化が際立ってきています。当組合の組合員数もそれまででも徐々に減少しつつあったものの、他の要因も加わってか3年前は100名だったのが現在は86名。わずかな期間のできごとです。組合員の構成は製造業と販売業に大別され、比率はざっと7対3となっています。
帽子は、もともと暑さや寒さなどから頭を保護する実用性を原点とし、時代によって集団等の社会的ステイタスを象徴するツールとして重用されてきたり、個性を主張するファッション性が尊重されてきたりして、生活文化の一翼を担ってきました。
帽子の素材は、夏用のもの、冬用のもの、天然繊維、人工繊維、布帛(ふはく)、毛糸、毛皮…と、多種多様です。そして国内や原産地の経済構造の変化、服飾界の流行などの影響により、常に新しい材料に取り組んでいます。
名古屋市より配布される新入学児童の黄色い帽子の製造も、当組合の共同事業の一つとして行っていますが、今年はエコ製品の布帛を使用しています。
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帽子製造100年余の歴史の過程では、布帛を一度にたくさん裁断できる装置や、手縫いから足踏みミシン、電動ミシンを駆使するという機械化や作業工程の分業も進められて今日に至っています。素材の違いに応じた微妙な対処、またファッションセンスに留意しつつ、最後は一つ一つ熟練した技術で製品に仕上げます。熟練者になるためには、手仕事のウエイトが高いだけにかなりな年数も必要となります。またそのための根気、辛抱も要求されます。後継者難も現実です。 |
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機械化が進んでも、最後は人の手に頼らざるを得ない製造技術 |
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ここ数年、帽子を取り巻く環境は激変しました。市場に出回っている帽子のかなりの数が、開発輸入を含め海外製品です。世に言う「ユニクロ現象」から想像いただける状況です。
現今、ITをキーワードに新しいビジネスモデルが模索され、《BtoB》(電子商取引のうち、事業者間の取引)取引額も数年後には5倍に成長するだろうといわれております。私どもも産業構造変容の激浪にさらされております。
過日は大阪で、東京、大阪の同業者とともに「ITの進展と帽子産業における経営革新」をテーマに研究会を開催しました。
ものづくりに技術、技能は欠かせません。その技術、技能も様々な条件のなかで進化していきます。進化していく技術、技能を操るのは人であり、その道のプロです。
私どももプロの自覚のもと、経済の低迷、先行き不透明の時代のなかで生き残りを図っています。 |
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