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戦後の労働運動の高揚のなかで、1948年に大工・左官など建設職人が中心になって、愛知地方建設産業労働組合は結成され、建設職人の仕事確保の運動や、社会保障制度確立などの運動を進めてきました。
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組合員の中には、5人のグループで「地震対策」に取り組んでいる人たちがいます。
1.壁面に強い筋違や天井裏の空間に「緻密な計算」のもとにタスキ梁を入れ、四角の家の構造を三角形に変身させれば、地震に強くなります。
2.太めの長尺ボルトで、大地に家を締め付ければ、直下型地震の突き上げや竜巻など、一瞬の吹き上げ、捻れにも耐え、筋違・タスキ梁の連携プレーにより、家がどのように揺れても、揺れが止まれば元の状態に戻る工法として、テレビ・新聞など数社で紹介され、毎年の職人展でも構造模型と写真パネルで解説しています。
3.組合活動の一環として、神戸・京都などでの集会・会議に資料を持って参加、解説し、交流を深め普及に努めています。
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家づくりに係わるあらゆる職種の職人が参加 |
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一方、大手住宅メーカーの進出により、従来からの大工の仕事は減少しています。加えて社会の価値観の変化によって、力仕事を敬遠して若者が減る傾向にあります。こうした現象は、これまで培ってきた技術の継承を難しくしています。
組合では、伝統ある大工の技術を保存する方法の一つとして、古い大工道具などを20年近くにわたって集め、1996年、愛知地方建設産業労働組合事務所内に建設産業会館職人道具資料館(入場無料)を開設しました。
そこには、様々の種類の鋸、鉋などをはじめ、江戸時代の葵(徳川家)、五三の桐(木下家)などの数多くの瓦紋が展示されています。また、耐震工法で作られた、日本建築の骨組みを分かりやすく見ることができる精巧な模型も展示されています。
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日本建築の伝統の技を継承しながら、地震などにも強い住まいづくりにも挑戦しています。しかし、こうした仕事に従事する人が減少していく中、いかにして、そうした技を次代に引き継いでいくか、大きな課題となっています。教えるといっても、結局は組合員が、自分の仕事現場で実際の作業を通してしか伝えられません。
こうした技術が失われることなく、将来にわたり伝承できる施設が欲しいというのが、多くの組合員にとっての一つの夢となっています。
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