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名古屋神佛錺金物工業協同組合

 

名古屋仏壇をきらびやかに錺金物で飾る

 
 名古屋は昔から仏壇の産地として知られてきました。良質な木曽のヒノキを使っていたからです。仏壇づくりは、仏壇八職といわれるように、大まかに木地(天井、箱)、宮殿、彫刻、塗り、内金物、外金物、蒔絵、箔押しの八種類の部分が組み合わさって作られ、それぞれに専門の職人がいます。
 そのうちの内金物、外金物を総称して錺金物(かざりかなもの)と呼んでいます。ただし、錺金物としては、仏壇のほかにも仏具、神具、寺物、祭の御輿(みこし)や山車(だし)などの装飾用金具・金物などを作っている人もいます。
 内金物と外金物は、単に仏壇の内側に使われるのか外側に使われるのかといった場所の違いだけでなく、外金物は色が黒っぽく、派手さを抑えています。それに比べて内金物は派手な雰囲気をもっています。使われる道具にも若干の違いがあるようです。
 

カンザシや刀や鍔などの金物づくりから発展

 
 錺金物は、彫金と同じで、削る、打つ、彫る、突き出すといった作業を繰り返して、さまざまな紋様を描き出していきます。名古屋における錺金物師は、もともとカンザシや刀のつば鍔、箪笥や長持の金物を作っている人たちによって始められといわれています。
組合も、明治37年には作られたという記録が残されています。しかし、その後の組合の変遷について、具体的な記録はほとんど残されていません。とくに、戦争によって、多くの資料が焼失したり紛失してしまいました。さらに兵役で外地へ赴き、そのまま不帰の人となったり、戦後の困窮した社会を生き抜くため廃業や転職を余技なくされた職人もいました。
 それでも再び錺金物を復活させ、愛知神佛錺金物工業協同組合を結成します。ところが、愛知ということで三河の人たちも加わっていましたが、三河には別の組合があったため、昭和54年に、名古屋神佛錺金物工業協同組合に衣替えをしたのです。当時、約36社が組合に加盟していましたが、現在は18社に減少しています。全体的な需要の減少ということもありますが、外国製の安価な商品の流入も大きな原因となっています。
 
伝統の技を十分発揮して安価な外国製品に対抗
 

本物の価値が分かる人を大切に

 
 いま、あらゆる商品に価格破壊の波が押し寄せています。真鍮や銅を一つ一つ丁寧に手作りで仕上げていく錺金物は、高価な高級品にしか使えなくなりつつあります。
 単純なものならば、ある程度の機械化も仕方ないのでしょうが、やはり機械で作られたものは強弱がなく、のっぺりとした感じがするようです。そうした中で技術を継承し優れたものを作っていくには、本物を大切にしたいという消費者を掘り起こし、そうした人のニーズにしっかりと応えていくことが大切です。
 

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