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もし日本中が停電したならば、電車はストップし、信号機も使えなくなり、交通はマヒしてしまいます。「そんな事態が起きたならどうしますか」との問いに、「外出できないのだから、1日中エアコンの効いた部屋でテレビを見るかパソコンで遊ぶ」と答えた人がいるという笑い話があります。そのくらい電気は現代人の生活に深く係わっています。
人が電気を生活の中に取り入れたのは19世紀ごろからで、比較的最近のことといってもいいでしょう。ところが、その後、電気は様々な形で発展し、いまも発展を続けています。どんな技術も電気やエレクトロニクスなしには考えられなくなっています。現代の産業を支えているのは電気だといっても過言ではありません。
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愛知県電機工業協同組合は、モーターを中心とした電気機器の修理、メンテナンスを中心とする事業者の集まりとして、昭和9年に創立された名古屋電業組合が母体となっています。当時は、修理やメンテナンスに必要な電線の確保が組合としての大きな仕事でした。その後、戦時中の物資統制などの時代を経て、昭和22年に中小企業協同組合法に基づき、愛知県電気加修工業協同組合として新たに発足、33年に愛知県電機工業協同組合に名称を変更しました。加盟組合員の仕事は、モーターの修理、制御盤、操作盤関連製品、トランスなど電気工事全般にわたります。とくに最近では、エレクトロニクスに関連する分野の仕事の比率も高まっています。
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生産ラインを止めないための
電気に関するメンテナンス |
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万が一、工場で使われるモーターが操業中に停止したら、ラインはストップしてしまいます。そうした意味からも日頃のメンテナンスは重要な仕事です。しかも、モーターはかなり丈夫に作られているため、50年以上使われているものもたくさんあります。モーターは工場で作られますが、メンテナンスはすべて手作業で行われます。
組合員は数百人の従業員を抱えているところもあれば、一人親方のところもあります。仕事の形態も、自らの工場で修理してから納品する場合もあれば、取引先の工場に常駐する形でメンテナンスを行う場合もあります。ただ、最近は同じ馬力でもより小型化され、値段も安いモーターが出回るようになり、しかも閉鎖される工場も多く、仕事は減少しています。
組合では、中小の組合員に代わってメーカーから資材の購入や団体保険に関する事務を行っています。また技術革新の早い電気技術の修得のため、平成元年には職業訓練校として「愛知県電機技術工学院」(運営は愛知県電機技術振興会)を設立しました。最先端の電機、エレクトロニクス関係の技術を学ぶとともに、経営に関しての講義なども行われ、変化の激しい時代に対応しています。現代の産業社会をしっかりと支えている業界です。
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