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愛知県豆腐商工業協同組合

 

奈良・平安時代に中国から伝わった豆腐

 
 豆腐といえば、日本を代表する食材のように思われています。しかし、韓国、中国、ミャンマー、マレーシア、ベトナムなど、アジアの多くの国に豆腐は存在しています。実は、豆腐の発祥地は中国で、発明したのは紀元前200年ごろ、当時の淮南(わいなん)国を支配していた劉安(りゅうあん)だと伝えられています。日本へ伝えられたのは奈良・平安時代のようです。そして、広く庶民にも食べられるようになったのは、江戸時代に入ってからのことでした。
 日本の食材の中で、豆腐が古い歴史をもっていることは確かです。この伝統的食品である豆腐は、昔から長寿食ともいわれましたが、畑の肉といわれる良質なタンパク質や脂質が多く含まれ、栄養価も高く、その栄養分を消化吸収しやすいように加工した健康食品です。
 そのほか、最近では癌、骨粗しょう症、高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病、肥満等の増加を背景に、これら病気の発病の抑制や回復、健康の維持に果たす機能性食品として世界的にも注目されています。この古くて新しい健康食品である豆腐を様々な料理に使ってもらい、消費拡大を図ろうと、組合としても色々と取り組んでいます。
 

豆腐のおいしさを左右する材料と技術

 
 愛知県豆腐商工業協同組合は、中小企業協同組合法の相互扶助の精神に基づき昭和26年11月2日に設立されました。豆腐づくりは、いわゆる中小零細なところが多く、原料などの共同購入や業界内での交流を通じての技術力向上、衛生面の徹底などを図り、価格の安定、経営基盤の強化、消費者への安心できる品質の豆腐の提供に取り組んできました。
 製造工程も、いまでは機械化がかなり進んでいますが、それでも手づくりの部分がかなり残されています。昔のように、深夜に起きて大豆を煮込むことも、いまではほとんどありません。しかし、豆腐は出来たてが一番おいしく食べられます。おいしい豆腐づくりにこだわればこだわるほど、手づくりの工程を大事にすることになります。
 豆腐製造では、昔から水、大豆、にがり、技術などにこだわる人が多いのです。特に豆乳の中に、にがりを入れて撹拌する工程は、微妙な加減が必要で、それぞれの豆腐屋さんの永年の勘と経験が「技」となっており、製品のできぐあいに反映されます。
 
古い歴史をもつ食材としての味覚を大切にしながら新しい味も研究
 

新しい商品の開発も

 
 また、豆腐を作ると、副産物として「おから」が出ます。おからは非常に栄養分の高い健康食品だと指摘する学者もたくさんいます。ところが、消費者の好みの変化によって、おからの消費も減少しています。こうしたことから、組合ではおからの有効利用の研究にも取り組んでいます。
 

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