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「おふくろの味」がレトルト食品などの「袋の味」になり、「電子レンジでチンする」が料理の用語として堂々と国語の辞書に載る時代です。調理の仕方が変化すれば、味も当然変わってきます。食べるということは、人間ばかりかあらゆる動物が生きていく上でもっとも大切な基本です。しかし、料理は、単に食べるためだけにあるのではありません。調理とは調(ととのえ)、理(おさめる)、つまり、切ったり、熱を加えたりするなど、人が何らかの手を加えることによって味を整え、よりおいしく、楽しく食事をするための行為です。 |
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調理師は都道府県知事の免許を受けた人に与えられる資格で、免許を取得するには実務技能、食品衛生、栄養などの知識についての試験に合格しなければなりません。そんな調理師の集まりが調理師会で、昭和33年に制定された調理師法によって組織されました。調理師法によると、調理師会は「調理師の資質の向上及び合理的な調理技術の発達に寄与することを目的として組織することができる」としています。
愛知県調理師会もこの法に従って昭和47年に設立されました。現在約3000名の会員を擁し、調理に関する各種の講習会や研究会の開催を中心とした活動を行っています。とくに最近では、かつては成人病と呼ばれていた生活習慣病対策・外食栄養成分表示店の促進、食中毒予防対策など、調理師会の重要性は増しています。その一方で、調理技術の向上などにも取り組んでいます。 |
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健康と食品衛生向上の活動を主体に本物の味を伝える |
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世界には地域や国によって特色ある料理があります。西洋料理は加熱法を中心に香りを重視し、中国料理は調味を中心にして味が重視されるといわれています。そして日本料理は素材を中心に色や形にこだわっていることが特色だといわれています。こうした料理にこだわると、どうしても価格の高い高級料理になってしまいます。一方、高級料理を出す店の経営は、景気の状況に左右される面があります。こうなると、調理師としての腕を存分に発揮する機会が少なくなり、いわゆる職人の味を受け継ぐことも難しくなってきます。
ましてや子供のときから「袋の味」や「電子レンジ」で調理されたものばかりに食べ慣れて、本物の味を知らずに育った人も増えています。味をきちんと伝えることもこれからの調理師の大切な役割となっています。
また、健康志向と食品衛生が食に係る職業にとって大きなテーマとなっていますが、そうした知識と技術を備えた調理師の活躍の場はますます広がる可能性があります。そのためにも、調理師がすべての飲食店で従事できるように取り組んでいます。 |
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